2カメラ対応・バーコード検査を活かし、
包材間違いの検出を可能にした事例
【Case】
複数製品を取り扱う包装ラインのため、製品切替時に
「印字の設定」「印字検査の設定」「包装フイルム」を
それぞれ照合しなくてはならず、人的ミスが起きないか心配…。
01
お客様の課題
- 1つの包装ラインで複数の製品を取り扱っており、それぞれの製品で期限日印字を行い、印字検査を行っている。
- 製品の切り替え時には、プリンタの印字データ変更、印字検査機の設定変更、包装フイルムのかけ替えなどが発生。
- 包装フイルムは印刷されている商品名などを確認してかけ替えるが、シリーズものの製品ではデザインが似ており、作業員の思い込みで違う包材をかけてしまう包装資材の取り間違いのミスも起きている。
- 印字内容・印字検査機の設定・包装フイルムが製品と合致しているか、それぞれ確認は行っているが、どこかで人的ミスが起きないか不安…。何かよい方法はないだろうか?
02
イーデーエムのご提案
イーデーエムのサーマルプリンタと他社製の印字検査機をご使用されていたので、印字検査機を「PCiシリーズ」にすることで、当社サーマルプリンタとの連動機能により、印字データ切替時の検査機の設定が不要になることをご案内した。
さらに、2カメラ対応でバーコード検査が可能な高機能モデル「PCi500」なら、包装フイルムにすでに印刷されているバーコードと期限日印字を別々のカメラで読み取って検査が可能。あらかじめ登録されたバーコード情報と印字内容に不一致がないかをみることで、包装フイルムのかけ間違いや印字設定の間違いを検出できるため、「PCi500」での印字検査をおすすめした。
検査イメージ
※イラストはイメージ図です。判定結果に応じた出力信号はカメラごとでの出力となります。
03
設置後のお客様の声
- あらかじめサーマルプリンタの印字データとPCi500の検査設定を紐づけておけば、印字データを選択するだけで印字検査の設定が完了するため、検査機の設定ミスの心配がなく、現場の作業負担も減った。
- 包装フイルムの交換作業は、製品切り替え時はもちろん、包装フイルムがなくなった際も日常的に必要であるが、万一かけ間違いがあってもすぐに検出できることで、製品ロスを最小限に抑えられ、包材間違いの製品を出荷する心配がなくなった。
- 包材間違いで出荷すれば製品リコールにもつながりうるので、これまでも気を付けてきたが、対策ができたことで包材をセットする作業員の安心感につながった。
- 印字検査機を変えただけで、抱えていた課題が解決しただけでなく、作業員の負担も減り、非常に満足している。
この事例に関する製品・お問い合わせ
高機能日付印字検査機「PCi500」